キシリトールは、甘味料の分類では糖質系甘味料に属する「糖アルコール」のひとつで、自然界にも存在する甘味料なので安全です。
他の糖アルコールはデンプンから作られますが、キシリトールはシラカバなどの樹木からとられるキシランから製造されます。砂糖と同じ甘さを持ち、溶解時に熱を吸収するので、口の中で清涼感が得られます。

キシリトールの特徴

  • 低カロリー

  • 酸ができにくい

  • 殺菌作用

  • 健康的

  • 清涼感

むし歯できる過程

歯の表面や間に生息するSM菌は、糖を分解して歯垢(プラーク)を作り出します。

プラークは菌を繁殖させ、糖を発酵して乳酸を含む種々の酸を生成

高濃度の酸と接触した歯のエナメル質は腐食され、穴があくことになります。

 

キシリトールのむし歯抑制

  • 酸の産生がほとんどない。
  • むし歯になるミュータンス菌の代謝を阻害する。
  • すでにフィンランドで1900年代に報告がされている。

糖尿病にもよい

  • スクロースに比べて吸収が遅い。
  • また、カロリーが4倍低いため血糖値の急上昇を引き起こさないとされている。